このような症状はございませんか?

このような症状はございませんか?

首

  • 寝違え
  • 長時間のPC操作
  • スポーツの後、交通事故後などで首が痛む
  • 重い感じがする
  • 動きが悪い

などの症状が出現します。多くの場合、頸椎後方の筋肉(僧帽筋)の緊張が強く頸から肩にかけて圧痛(筋の硬直、硬くなった感じ)を認めます。

レントゲンでは側面像でストレートネック(正常な後方に緩やかな湾曲が消失した状況)や逆に前方に湾曲する場合もあります。筋の過緊張による結果としてのレントゲン像なので、それ自体はそれ程心配する必要はありません。

ここで注意してもらいたいのが、肩から上腕にかけての痛み、特に天井を見るように首を伸展したときに、放散痛といってビリビリするような痛みや手のしびれなどがある場合は、早急に診察を受けて下さい。頸椎椎間板ヘルニアによる神経根の圧迫が危惧されます。レントゲンで頸椎の椎体の間が狭い、椎体の変形などが確認できます。投薬、頸椎の牽引などの治療と症状によってはMRIの追加検査も必要となります。

肩

  • 肩が痛む
  • 肩が重い
  • 肩が凝っている
  • 肩が上がらない
  • 肩が回らない

肩と表現しても、首から肩関節までの筋肉部の痛み、重い、凝った感じは頚部痛と同様に考えます。寝ている時や、枕の位置よって肩の痛みが出る場合は頸椎で神経が圧迫されたときにも多い症状です。次に肩関節自体が上がらない、回らない(背中に手を回せないなど)などの症状は、肩関節自体の症状なので頸椎に追加して、肩関節のレントゲンを撮影します。

40才以上で、レントゲン上は異状なく、肩の運動が制限されていることがあります。痛みの程度は様々ですが、肩関節周囲炎、別名五十肩と呼ばれる局所の炎症があります。投薬、シップなどの外用薬、痛みの強い場合と可動域制限が強い場合には麻酔薬と薄めたステロイドの注射が効果的です。理学療法士による可動域訓練を中心としたリハビリテーションも必要です。

肩の激烈な痛みと可動域制限があり、レントゲンで石灰化が見られることがあります。石灰沈着性肩関節炎と言う、炎症が強い状態です。注射と投薬、リハビリにより治療します。次に、肩関節を水平に保てない(外転障害)状況があります。スポーツ外傷に多く、肩腱板損傷という棘上筋を始めとする肩の深部にある小さな筋群(rotator cuff)の損傷です。MRI検査で完全断裂の確定診断がつけば手術も必要となります。通常リハビリテーションで回復します。

腰

  • 腰の違和感
  • 腰が重い
  • 腰が痛む
  • 腰が回らない
  • ぎっくり腰

などと腰の症状の訴えにも軽いものから、歩行も困難な状況まであります。長時間の座位や立位、スポーツなどで酷使した場合などに腰を支える筋肉の疲労、緊張によるものが多く筋筋膜性腰痛症、程度の激しいものを急性腰痛症、ぎっくり腰と表現されます。比較的若い人にも多くレントゲンでは腰椎の生理的前弯が消失し、腰椎の両横の房脊柱筋の緊張が強くなっていることが分ります。

20代を過ぎると、脊椎への負荷、負担により椎間板の変性が始まります。退行性変化(いわゆる老化現象です)レントゲンでは椎体の間が狭くなり(狭小化)変性した髄核が後方に突出すると腰部椎間板ヘルニアという病態です。臀部から大腿後面の痛みやしびれを伴う
ほとんどの場合で症状は軽快します。MRI検査でヘルニアの有無、程度が確認できます。

40歳以降では椎体の変形や椎間関節の障害も出現し、レントゲンで変性側弯や変形性脊椎症と診断されます。また、腰椎分離症、分離すべり症などのもレントゲンで診断されます。このような退行性変化により、60歳以降では腰椎脊柱管狭窄症が起こります。腰の部分の脊柱管が狭くなるので、神経の血管が圧迫されて歩行時に下肢がしびれて歩行が困難となります。少し腰をかがめて(前屈させる)休むと楽になり歩行が再開できます。(間歇性はこう)とよばれ、腰椎脊柱管狭窄症の特徴的な症状です。

さらに高齢になると骨粗しょう症による胸椎、腰椎の圧迫骨折が起こります。尻もち、転倒で急激な痛みがあれば要注意です。コルセットによる局所の安静と骨粗鬆の治療が必要です。これら退行変性に対しては、運動器療法による体幹筋力の増強やストレッチによる柔軟性の獲得などがとても効果的です。

膝

  • 膝が痛む
  • 膝の腫れ

など症状も多彩なのですが、まず外傷などの受傷機転があるかどうかが大切です。転倒などで直接膝がしらをぶつけた場合。膝蓋骨が骨折する場合があります。当然、腫脹と圧痛が強く、歩行も困難です。通常、横骨折では転位もあり、手術が必要です。同様の受傷機転で腫脹が強いものの、膝の曲げ伸ばしが可能で歩行も障害されない場合があります。膝蓋骨と皮膚の間に血が溜まっていることがあります。外傷でなくても、立膝で膝に直接体重をかける作業などを繰り返している場合にも慢性の皮下血種が見られます。いずれもレントゲンで膝蓋骨の骨折を否定後に注射器で穿刺して血種を取り除きます。

次にスポーツや作業中に体重の負荷と同時にねじった場合に、靭帯損傷が起こります。受傷時に靭帯断裂の音や急激にガクッとなる感覚を訴えることが多いです。十字靭帯断裂が最も重症で膝の不安定感があり、歩行障害が出現します。受傷時には関節内血種があるので、関節腫脹の有無も診断で重要です。前十字靭帯断裂では膝の前方引き出しテストが陽性となり、保存的治療は困難で専門医による靭帯再建術が必要です。一方、後十字靭帯断裂は急性期を過ぎると症状も軽快し、保存的治療が有効です。装具療法と理学療法を行います。半月板損傷も同様にスポーツ外傷などで起こります。膝関節の運動時に引っ掛かる感触と痛み、可動域制限が主となり、血種、水腫も伴いますが不安定性はありません。損傷した半月板が関節運動の際に噛みこんで膝が動かないこと(ロッキング)があります。強い痛みを伴うので、麻酔薬の関節内注射でロッキングは治療可能ですが、専門医による診断と関節鏡視下の手術も考慮されます。スポーツなどの外傷がなくても、加齢により半月板が変性して自然に断裂して同様の症状をきたすこともあります。症状は、ややマイルドであり、レントゲンでは関節裂隙の狭小化が出現し変形性膝関節症へと進行してゆきます。体重増加と筋力低下も症状の発現と進行を助長します。ヒアルロン酸の関節内注射と運動器リハビリテーションが奏功します。

内反膝(いわゆる凹脚)が明らかな場合には、足底版(靴敷)による治療も効果があります。元気のいい小学生の男児の膝痛では、膝蓋骨の下方が突出(膝蓋靭帯の脛骨付着部)と圧痛があり、オスグットシュラッター病と呼ばれる成長期に大腿四頭筋の筋力による局所の炎症です。早期には、スポーツの短期間の休止で軽快します。放置し運動を続けると、脛骨粗面の突出が進行し、変形として残存します。外傷がなく、慢性的な膝関節の腫脹は関節リウマチの可能性も否定できません。手指や足趾から発症することが多いのですが、稀に大関節単独の関節腫脹もあり得るので、レントゲン変化が出現する前に血液検査で診断が可能となっています。

足関節・足部

脚・足

  • 足が痛む
  • 足に痺れがある

足関節から足部の病変では、外傷による外顆、内顆骨折、足関節の靭帯損傷が腫脹、圧痛の局在で診断が可能です。

骨折では、ギプスによる固定が基本になりますが、転位の程度で手術も必要となります。靭帯損傷でも、腫脹が強く若年者やスポーツ選手には確実なギプス固定が推奨されます。仕事上、ギプス固定が不可能な場合には、足関節の固定装具で局所の安静を可及的に保つことが大切です。

足部外側の痛みでは、第5中足骨近位骨幹部の骨折(ジョーンズ骨折)があります。レントゲンで骨折が見られなくても、圧痛が強くJones 骨折が疑われる場合はアーチサポートなどの装具療法で予防を図ります。 サッカー選手などの繰り返しの負荷による疲労骨折が多いとされていますが、捻挫として来院する患者も多く、その場合は近位端の骨折で下駄履き骨折とも呼ばれています。転位の軽度な場合はギプスシーネ固定が行われるが、スポーツ復帰の短縮を目的とした手術適応も行われます。外傷以外の足部内側の痛みで、内顆前方やや足底側に固い隆起物が触れることがあり、圧痛が強い(有痛性)外脛骨障害と呼ばれ、スポーツ活動が盛んな思春期に好発します。繰り返す運動で症状が徐々に強くなることが多く、外脛骨は正常でも15%程度にみられる舟状骨内側後方にみられる余剰骨で、女性に多い傾向があります。後脛骨筋腱のけん引力により発症すると考えられています。運動制限と症状の強い場合には、ステロイドの局所注射も効果がありますが、局所の安静とアーチ保持の足底板も使用されます。

前足部の痛みでは、拇趾の付け根の痛みで、発赤を伴う腫脹と熱感は痛風発作を疑い採血による尿酸値の上昇で診断します。男性に多く夏場の脱水で症状が出ることもあります。プリン体を含む食事制限と内服治療でコントロールします。

拇趾の形態異常で外反母趾と呼ばれる変形があります。女性に多く高齢者では、拇趾が第2,3足趾の下にもぐり込むまで曲がっていることがあります。このような場合には、第5足趾は反対に内反変形していることが多く、よく観察すると、中足骨が横に広がり(開排し)横幅が大きくなっているのが分ります。足部のアーチ、特に横アーチの減少に続発する変形です。ハイヒールを履く若い女性にも変形が軽度な外反母趾が好発します。足底筋の運動と足底板を使用したアーチ保持の保存療法を行います。変形の進行した場合には、中足骨の骨切りを主体とした手術も行われます。主として足の第3,4足趾間の足底部に痛みとしびれを主訴とするモートン病があります。ヒールやつま先立ちの繰り返しなどによる局所の神経の炎症により起こります。足の(横)アーチの保持と運動指導が基本となりますが、症状の強い場合と内服や足底板が無効な場合に、ステロイドの局所注射が有効な場合があります。

関節全般

関節全般

  • 関節が痛む
  • 関節が腫れる
  • 関節で音が鳴る
  • 関節が伸び切らない
  • 関節が曲がり切らない
  • 関節周りがでこぼこしてきた

スポーツで

スポーツで

  • テニス等で肘を痛めた
  • 野球等で肩を痛めた
  • スポーツで腰を痛めた
  • アキレス腱を痛めた
  • 痛みのせいでプレーに支障がある

日常生活で

日常生活で

  • 真っ直ぐ歩けない
  • 信号が青の間に渡り切れない
  • 階段の上り下りが辛い
  • 寝違え
  • 重い物が持てない

さまざまな場面で

さまざまな場面で

  • 骨折
  • 肉離れ
  • 捻挫
  • 脱臼
  • 突き指
TEL:06-6632-3731メールでのお問い合わせアクセス・診察時間English
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