当院における新型コロナウイルス感染予防対策
国内でも2月頃から感染が始まり、4月7日には、政府から非常事態宣言が出されました。海外での急激な感染拡大と相次ぐロックダウン(都市閉鎖)が実施され、日本中が不安、混乱及び危機感に溢れて、不要不急の外出自粛と三密回避の新しい生活様式が始まりました。報道でご存知のように、コロナウイルス自体も変化してきています。クラスターが発生した、あるいは発生の可能性の高い施設への対応マニュアルは出されていますが、政府、自治体の対応も一貫していません。4月の外出自粛の効果か5月頃からの減少傾向のあと、自粛緩和となりましたが、人の動きが活発になると同時に感染者も7月より明らかに増加しており4月、5月より感染者数が増えております。
当院は、入院施設のない無床診療所という医療機関であり、当初より自粛要請の対象ではありません。
しかし、密になりやすい場所であるので、『緊急事態宣言前、緊急事態宣言後』、当院ではできる限りの感染予防対策を行っており、現在もより一層の感染拡大防止対策を行っております。
緊急事態宣言前 当院独自の対策
○3月、空港での出入国の規制が発令される前に国際学会で、オーストラリアに出かけたセラピストがいました。症状は一切なく、保健所に相談しても特に指示はありませんでした。しかし当院独自の対策として帰国後2週間の自宅待機として対応しました。
○スタッフ全員マスク着用、消毒、換気などの対応を行う
緊急事態宣言後の対応
- ○マスク着用の徹底、スタッフ、患者様の体温測定を行う
- ○入口及びリハビリ施設の扉や窓を開けて換気する。
- ○手指消毒及び院内消毒を徹底し診察毎に消毒を行う。
- ○待合室の座席の間隔を開けて、廊下へも椅子を並べる。長期投薬や電話での処方箋発行も始める。
- ○診療の規模縮小で密を避け、緊急手術以外は患者様の同意を得てGW明け以降へ延期する。
- ○医師以外のスタッフの自宅待機を5月末日まで延長する。
- ○防護物資の充足が得られたので、7/20よりフェースシールドの着用開始。
発熱のある患者様への対応
- ○37.0°以上はクリニックへの入室を禁止します。
- ○リハビリは、体調が十分に回復するまで中止。
- ○緊急を要すると医師が判断した場合、必要な処置は医師が隔離した場所で対応致します。
患者様へのお願い
- ○37度以上の発熱や体調不良の場合は整形外科である当院への受診は控えて下さい。
- ○マスク着用、受付での検温、ソーシャルディスタンス、大きな声での会話はお控えください。
感染予防対策で困惑されていると思います。患者様・患者様のご家族及び当院スタッフ含め、来院される皆様の感染予防が目的です。お手数をおかけしますが、ご協力の程、お願い申し上げます。
南川整形外科
院長 南川義隆